第八百五十九話 その生まれは
第八百五十九話 その生まれは
オーストラリアは自然に囲まれていますがその出生は気付いたら生まれているといったものでした。そうして気付いたらイギリスがお家にやって来ていました。
「あんた誰でごわすか?」
「俺はイギリスっていうんだけれどな」
イギリスは辺りを見回しながらオーストラリアに対して答えます。
「しかしこんなところにこんなでかい大陸があったんだな」
「いるのはおいどんだけでごわすか?」
「ああ、そうみたいだな」
見たところ他にいるのは動物達だけです。他には誰もいません。オーストラリアと動物達以外は僅かに最初から住んでいる人達がいるようですが数は僅かのようです。本当に誰もいないと言っても過言ではない程に人がいません。
「ここはな」
「そうでごわすか。おいどんだけでごわすか」
「それで御前今日から俺の家の人間だぞ」
イギリスは続いてこうオーストラリアに言うのでした。
「それでいいな。御前俺の家に来い」
「何かよくわからないけれどわかったでごわす」
オーストラリアもそれでいいというのでした。
「それじゃあおいどんは今日から」
「俺の家の人間な。わかったな」
「わかったでごわすよ」
こうした流れでオーストラリアはイギリスのお家の一員になりました。けれどそこではどうだったかというと。
ほったらかしでした。イギリスはこの人には物凄い放任主義だったのです。時々人がやって来る位でした。
「何か前と変わらないでごわすな」
こんなことを思いながら以前と大して変わらない日々を送るオーストラリアなのでした。
第八百五十九話 完
2009・8・11
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