第八百二十九話 最初の出会いの時は
第八百二十九話 最初の出会いの時は
日本やそのお家の人達に丁寧に育てられていた台湾ですがある日のこと。急にその日本から声をかけられました。
「今日は貴女に会ってもらいたい人がいます」
「私にですか?」
言葉遣いもかなり落ち着いて女の子らしいものになっていました。
「誰ですか。その人って」
「この前うちに来ることになった人でして」
日本はこう台湾に話します。
「その人に御会いして欲しいのですがいいですか?」
「はい。それじゃあ」
日本のその言葉に頷いてそのうえで会いにいきます。するとそこにいたのは。
背の高い少年でした。顔立ちは整ってはいますがかなりやんちゃそうです。その彼が日本から貰ったと思われるカラフルな何処か中国の服に似た服を着ていました。
「この人です」
「貴方は一体誰?」
「俺か?俺は韓国なんだぜ」
韓国は台湾に対してこう名乗りました。
「これから日本の家の一員になることになったんだぜ。宜しくなんだぜ」
「貴女と同じように私のお家で育てられることになりました」
日本がここでまた台湾に対して説明します。
「二人共仲良くして下さいね」
「はい」
台湾は日本の言葉に素直に頷きます。そうして挨拶が終わると韓国は日本の上司に丁寧に案内されていきます。軍服を着た上司の人です。
「さあ。それじゃあまずは君のところに木をたっぷり植えるからな」
「何か私のところよりも扱いいいのかしら」
子供心にそんなふうにも思う台湾でした。彼女には日本の上司は直接来て案内してくれることは殆どなかったからです。
第八百二十九話 完
2009・6・29
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