第八百十九話 白い虎
第八百十九話 白い虎
ホクオウファイブも遂に最後の一人、アイスランドの登場です。この人の服は白でした。
「そういえばうちのチームは女の子いないっぺな」
ここでデンマークはこのことに気付きました。
「どのチームにも一応女の子いるのに寂しいだっぺな」
「まあ仕方ないですよ」
フィンランドがこう言って少し寂しそうなデンマークに対して答えます。
「僕達全員男なんですし」
「そうだっぺな。妹もいないっぺしな」
妹がいるというのはそれだけでもうかなりいいことのようです。なお女の子が一番多いのは女の子だけのチームである恋姫チーム以外ではスウジクチームが一番です。しかもこのチームは女の子がしっかりしていておまけに強いという素晴らしさであります。
「贅沢言うのはよくないっぺか、やっぱり」
「男は男だけでいいじゃないですか」
またこう言ってデンマークを慰めます。チームのお母さんはしっかりといます。
「それでアイスランド君ですけれどね」
「ああ、あいつそういや何処だっぺ?」
「ロシアさんが見ていますよ」
見ればその通りでした。何かロシアがとても興味がありそうな顔でアイスランドを見ています。どうやら何かしらの事情があるようです。
「あれはどうしたんでしょうね」
「うう、あいつが出て来たらかなりまずいだっぺよ」
デンマークもロシアを知らないわけではありません。フィンランドは余計にです。その怖さはもっと知っています。
「すぐにアイスランドのところに行くっぺ」
「はい、そうしましょう」
こうして彼等がアイスランドのところに行きました。ロシアは今は無言で去りましたがどうも不穏な空気も漂っているのでありました。
第八百十九話 完
2009・6・24
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