第八十一話 イタリア兄登場
第八十一話 イタリア兄登場
いきなりドイツのところに。何かイタリアによく似ていますが顔はもっとはっきりとした感じでもっと大人に見える感じの結構顔のいい青年がやって来ました。
「おいドイツ!」
「何だ御前は」
「御前に言いたいことがある!」
ドイツを指差して叫んできます。声もイタリアに似た感じです。けれど何か印象が違います。
「折角統一できたっていうのにな」
「イタリアのことか?」
「そうだ。あいつのことだ」
かなり怒って言います。
「俺はな」
「イタリアに似ているが。誰なんだ?」
「見てわからないのか?」
「!?」
それでわかるかどうかというと。残念ですがドイツは結構そういうのは苦手なので。わからないのです。
「そういえばイタリアに」
「そうだよ、それだよ」
ここでまたドイツに対して言います。
「俺はイタリアーノ=ロマーノ」
「ローマ。ということはだ」
「そうだよ、あいつの兄貴だよ」
今わかった衝撃の事実です。そういえば確かにかなり似ています。
「やっとわかったのか」
「すまん」
「わかったのならいいけれどな」
一応はそれをよしとします。ところが。
「それでだ」
「ああ」
「御前弟とつるんでるよな」
「・・・・・・そうだったのか」
一方的にまとわりつかれて一方的にピンチに追い込まれているような。ドイツはそう思っているのですがどうも彼は違うようです。
「ドイツドイツってよ」
「まあそれはな」
否定しません。というかこれはできませんでした。本当のことですから。
「あいつと付き合うの今後一切止めてくれよな」
「・・・・・・何でこうなるんだ」
またしても出て来たドイツの周りの困った隣人でした。彼は何か得体の知れないものに取り憑かれているのでしょうか。上司といい。上司が一番困りものですが。
第八十一話 完
2008・3・7
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