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第七十九話 文字ですが ☆
                第七十九話  文字ですが
 日本と中国の付き合いがはじまりました。暫く付き合っているうちに中国はあることに気付きました。
「こいつ絵は描くのに字は書かないある」
 そのことに気付いたのです。見れば書くのではなく描いています。中々上手い絵ですが。
「若しかして字を知らないあるか?」
 中国はそんな彼を見てこう思いました。それで自分の字を薦めることにしました。
「日本これ使うよろし」
 漢字を見せて言います。
「それは何ですか?」
「漢字という便利なものある」
「漢字ですか」
「そうある。これを使えば」
 ここでさらにいいことを教えます。彼にとっては完全に善意です。
「お手紙を書けるようになるあるぞ」
「そうですか。それでは」
 早速漢字を使ってみる日本でした。また上達がかなり早いです。中国もそれを見て言います。
「早速使っているあるか。感心あるな」
 ところが。暫くして日本は別の文字を書きだしました。それは・
「何ある、その字は」
「平仮名ですが。どうでしょうか」
「な・・・・・・」
 中国が見たこともない変わった文字を日本が作ったのを見て驚いて。それで言う言葉は。
「こいつ、ひょっとしてとんでもない奴ではないあるか?」
 悲しいことにそれは当たっていました。しかも隣にはあの韓国までいます。何気に周りに所謂とんでもない人が多い中国でありました。けれど彼にはその自覚はありません。後に自分の家の北に今揉めている人達よりもずっと凄い人が出て来ることも知りません。意外と仙人なのにわからないこと気付かないことが多いのは何故でしょうか。仙人が千人いてもわからないのだと俗に言われています。


第七十九話   完


                 2008・3・6
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