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第七百八十九話 東南アジアの女の子
第七百八十九話  東南アジアの女の子
 白いアオザイに黒く腰まである髪を後ろで束ねた女の子。黒い琥珀の如き目をしています。物静かな雰囲気で透き通った感じの物凄い美人です。太平洋グループにいる娘ですが何故かあのフランスが避けています。それが気になったセーシェルがどうしてなのか彼に尋ねますと。
「俺はなあ、あいつにこてんぱんにやられたことがあるんだよ」
「フランスさんがですか」
「そうだよ。一度は俺の家に入れたよ」
 相変わらず女好きのようです。
「けれどな、俺がドイツにぼこぼこにされてその時に日本が出て来て何か自分の家に入れてよ」
「ああ、あの時の戦争ですね」
「そうだよ。それで戦争の後もう一回家に入れようとしたら」
 その時にされたようです。
「滅茶苦茶強かったんだよ。あっという間にディエンビエンフー陥落させられてよ」
「ってフランスさんの勝率って一番弱い時の阪神より下だったんじゃ」
 何気に酷いことを言うセーシェルです。
「確か」
「それは言うなよ、頼むから」
 何気に凄く気にしていることだったりします。実はフランスはあまり勝ってはいなかったりするのです。
「とにかくよ、あの娘だけはよ」
「それであの娘誰なんですか?」
「ベトナムだよ」
 その国名も言います。
「あの娘がそうなんだよ」
「ああ、あの人がそうなんですね」
 セーシェルもここでその女の子、ベトナムを見ます。
「太平洋に物凄く喧嘩の強い女の子がいるって聞いていましたけれど」
「ったくよ、あの辺りには色々な奴がいるぜ」
 流石のフランスも苦手な女の子がいるのでした。二人目のアジアンビューティ、彼女も凄い美人さんなのでした。


第七百八十九話   完


                 2009・6・9
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