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第七百七十九話 トルコ襲来
第七百七十九話  トルコ襲来
 そのトルコがギリシアに向けて進撃してきました。その強さは圧倒的なものでした。この時のギリシアもビザンツ帝国も忽ちのうちに敗れてしまいました。
 ギリシアは母親と引き裂かれそのうえその母親は完全に孤立無援となってしまいました。ギリシア自身もトルコの中に入れられてしまいました。
「これで子分ができたねい」
「俺は子分か」
「そうさ。まずは御前が最初の子分でここからどんどん増やしていくのさ」
 その仮面の下から楽しそうな声をあげています。
「それで御前のことだがね」
「何だ。全部御前に合わせろとでもいうのか?」
「いいや。俺は他人に対して何かを強制するってことはしねえさ」
 やはり声は楽しそうです。しかしここでこんなことも言うのでした。
「御前の生活の習慣とかは文句はつけねえさ。そのままでいな」
「本当にそれでいいのか?」
「いいのさ。好きにしな」
 またこう言うのでした。
「そのかわり必要な時には働いてもらうぜ」
「必要な時にはか」
「そうさ。それだけってわけよ」
 こうしてギリシアはトルコの家に入れられることになったのでした。トルコに入ったギリシアはこれまで通りの生活を送ることができました。ところがそれでもお母さんのビザンツ帝国は完全に取り囲まれてしまい。その命はまさに風前の灯火となろうとしていました。
「さあて、コンスタンティノープルももうすぐ俺のものだねい」
 トルコは今まさにビザンツ帝国の心臓を手に入れようとしていました。しかしここで彼を一つの強敵が襲ったのでした。


第七百七十九話   完


                   2009・6・4
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