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第七十六話 挨拶の代償 ☆
               第七十六話  挨拶の代償 
 イタリアはすっごくフレンドリーな人です。けれど日本は違います。彼は凄く物静かでその行動も控えめです。枢軸の三人の中だけではなく学園でもかなりのものです。ここに大きな違いがあります。凄く重要だったりします。
 それでイタリアが挨拶します。
「日本おはよーーーー」
 そう言いながらハグハグします。ドイツはこれに対しては内心非常に戸惑いを感じているのですがそれでも何とか付き合います。何だかんだで友人に気を使うのがドイツなのです。
 ところがドイツより生真面目で実は天然でマイペースな日本が相手となると。勝手が全然違うのです。
 ハグハグしてついでにその頬っぺたに軽いキスをして。これが普通の相手なら問題はないのですがとにかく日本なのです。それで怒った日本が言うことは。
「何てことをするんですかっ」
 ぷんぷんと怒り出します。
「えっ、何で怒るの?」
「私ははじめてなんですよ」
「俺もだけれど」
「それでもです」
 なお日本はかなり若く見えますが枢軸の三人、ついでに日本に何かと厄介になっている韓国も入れた四人の中では最年長です。韓国は自分が一万歳だとか五千歳からまた途方もない数の水増しというか出鱈目というかホラというかを自称していますがそれでも実は日本が一番年上です。それではじめてというのは彼は今まで何をやっていたんだということになりますがまあそれも日本らしいといえばらしいでしょう。その後の行動もまた実に日本です。
「と、とにかくですね」
「う、うん」
 戸惑うイタリアに対して言う言葉は。
「責任は取ってもらいますからねっ」
「えーーーーーーっ」
 何故か女装、しかも金襴どんすを着て出て来た日本。どうも彼の天然もかなりのようです。


第七十六話   完


                 2008・3・6
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