ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
第七百七百五十九話 ツチノコ騒動
第七百七百五十九話  ツチノコ騒動
「えっ、ツチノコをですか!?」
「そうなんだよ、間違いない!」
 イギリスは真剣そのものの顔で日本に対して話していました。
「あれはよ、ツチノコだった!俺は見たんだよ!」
「まさか。そんな」
 けれど日本はそれを聞いても信じる顔ではありません。唖然としてまさか、といった顔になっています。そしてそれは声にも出ています。
「あれは本当はいない筈ですが」
「じゃあ俺が見たのは何なんだよ」
「そう言われましても」
 日本にしてもわかりません。少なくともイギリスの言っていることが本当のことだとはとても思えません。そこまで信じられないことだったのです。
「私にもわかりません」
「図鑑にあった通りだったんだよ」
 イギリスの驚いた言葉はまだ続きます。
「本当によ。やたらと太い蛇でよ」
「それで頭が蝮に似ていて尻尾が」
「小さくてよ。それがツチノコでなくて何なんだよ」
「確かに。ツチノコ以外の何者でもありません」
 勿論日本もそれがツチノコの姿であるのはわかります。彼の国にいると言われている正体がわからない生き物ですから当然と言えば当然ですが。それでもまだ信じていないのです。
「じゃあイギリスさんが見たのはやっぱり」
「そうだよな。ツチノコだよな」
「はい、間違いありません」 
 日本は真面目な顔で答えます。
「ツチノコです」
 やっぱりそれでした。何とイギリスは本当にツチノコを見てしまったようです。


第七百五十九話   完


                  2009・5・25
小説・詩ランキング ○●へ多利あランク●○site_access.php?citi_id=254078182&size=200 真・恋姫†無双~萌将伝~応援中!


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。