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第七百二十九話 女好きはブルー
第七百二十九話  女好きはブルー
 三人目はイタリア兄です。彼の色はブルーです。このチームでブルーといえば三番目でしかも軽いです。おまけに女好きときてはこの人以外いないのでした。
「何か滅茶苦茶適当な理由じゃないか?」
「そうか?めっちゃ会ってると思うんやけれどな」
 本人は不服ですけれどスペインも他のメンバーもそれで合っていると見ています。この辺りは個人の認識の違いが出てしまっています。
「それで俺のヒロインは誰なんだ?」
「ああ、それはなしや」
 何とも悲しい現実です。
「女の子はなしや。残念やったな」
「何だ?じゃあリヒテンシュタインちゃんを風の忍者とかにはしないのかよ」
「全然キャラちゃうぞ」
 ここまで強引なことは流石にできなかったのでした。そもそもそれをやると。
「じゃあ御前はずっとあそこの兄貴と喧嘩したいんか?」
「それは遠慮しておく」
 誰もスイスと揉めたくはありません。そもそもこのチームにしろ他のチームにしろ特にそうした敵はいないのです。敵といえば学校を汚す不埒な輩といったところでしょうか。
「じゃあ今日もあれか」
「そや、掃除や」
 スペインは早速箒を出してきました。
「今日も頑張るで。ええな」
「わかった。まあ仕方ないな」
 こうして彼はお掃除をはじめました。お宝探しもいいのですがこうしたお掃除もこの人達の大事なお仕事なのでした。見れば他のチームもせっせとお掃除をしています。


第七百二十九話   完


                  2009・5・9
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