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第六十九話 絶妙のトリオかも ☆
               第六十九話  絶妙のトリオかも
 日本の不安をよそに三人での訓練は続きます。何気に連合国の五人よりずっと仲がいいのは気のせいでしょうか。とにかく三人の変な訓練は続いています。
「よしではもう一度最初からだ!」
「イエ・・・・・・」
 日本がそれに応えようと手を挙げたそれより先にイタリアが手を挙げていて。
「ノーーー!サーーー!」
「また絞られたいのか!」
 またしてもこの流れです。イタリアの辞書に懲りるという文字はありません。なにはともあれ訓練を続けて。ドイツも本当にタフです。
「次!」
 イタリアを指差して問います。
「敵が降伏を求めてきた時はどうする!?」
「はい隊長!」
 イタリアが返礼し元気よく答えます。
「イタリア人らしく素直に投降して歌うたって飯食って寝ます!」
「後半さっさと一緒だろ!」
 全然いじくっていません。見事ですらあります。しかしドイツはめげずに。
「次!では日本答えてくれ!」
(本当に頼むぞ)
 ドイツの心の中の言葉がまたしても。
「隊長!私は日本人らしく!」
「むっ!?」
 期待できるかと思ったら。
「『善処します』『また今度』『考えておきます』と曖昧な返答をします!」
 実はあまりにも有名な日本の十八番です。
「ちなみに答えは全部『いいえ』です!」
 これが日本です。彼ははっきりとはノーと言わないので何かと言葉を読み取るのに大変な人だったりするのです。
 それで三人であれこれ話しているのですが草陰でそれを見て泣いている人がいます。見れば。
「こんな馬鹿三人組に俺は負けたのか・・・・・・」
 フランスでした。実は彼の勝率は暗黒時代ぶっちぎりの頃の虎の野球チーム並なのです。意外とあれな彼であります。


第六十九話  完

 
                  2008・3・2
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