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第六十七話 実は一番
                 第六十七話  実は一番
 さて、イタリアは自分の背のことを気にしていますがまああまり大きくはないです。この学校では皆男は大体一七〇が標準です。つまりそれ以下だと小柄になってしまうわけです。しかもこの学校は今のところは男が多かったりします。
 意外にも小柄とされているドイツの上司で一七五あります。だから本来彼は小柄ではないのです。もっともドイツは一八〇あったりしますが。
「何かよく考えたらさ」
「何だ?」
 ドイツはイタリアの話を聞きます。
「俺ってそんなに背が低くないんだ」
「まあそうだな」
 イタリアのその言葉に頷きます。
「そんなところだ」
「それじゃあさ」
 連合サイドはそんなに低くないです。中国が少し目立つかな、といったところですがここは人が多くて高い人も低い人もいるし結構難しいです。ロシアがかなり大きいですけれど。
「一番低いのは」
「私でしょうか」
 ここで出て来たのは日本でした。
「やはりそうなりますか」
「ま、まあそうかもね」
「だが日本」
 見れば確かにあまり大きくはありません。日本もそれは自覚しています。二人にフォローされても。
「仕方ないです。事実ですから」
 結局自分の背のことを自覚せざるを得ない日本でした。しかも彼かなりのお爺ちゃんだったりしまう。穏やかな外見に似合わず中々謎の多かったりする彼でありました。


第六十七話  完


                   2008・2・28
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