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第六百五十九話 居残りとやって来た二人
            第六百五十九話  居残りとやって来た二人
 確かにハンガリー兄もいるこのチームですけれどやっぱり女の子のチームです。従ってこの人は普段は司令官みたいにいつも残っています。
「あれっ、俺っていつも居残り?」
「ニャア」
 ウクライナの猫が鳴きます。流石に人の言葉は喋りません。あとやっぱり喋らない野菜と一緒に。一人お留守番をしています。
「何か寂しいな。折角戦隊に入れてもらったのに」
「そうだよね。皆いなくなったし」
 遊びに来ていたイタリアが彼に応えます。
「おかげで俺も寂しいよ」
「っていうかイタちゃんスウジク戦隊の方は?」
「ドイツの特訓が怖くて逃げてきたんだ」
 今回もなのでした。
「というわけだからちょっと匿ってよ」
「俺はいいけれど」
 彼はいいのです。けれどイタリアがいないとすぐに探し出す人がいます。それはやっぱりこの人です。
「イタリア!今度はここにいるのか!」
「げっ、ドイツ!」
 早速ドイツがやって来てイタリアを見つけてしまいました。丁度ハンガリー兄と一緒にジェラートを食べている彼を。
「全く、訓練になるといつも逃げ出して何考えてるんだ!」
「御免なさい御免なさーーーーーい!」
 捕まりながら泣き叫んでいます。いつものパターンです。
「とりあえず謝るから首絞めないで!凄く痛いから!」
「ドイツも大変なんだな」
 ハンガリー兄は泣き叫ぶイタリアを連行していくドイツを見ながら呟きました。
「何だかんだ言っていつもイタちゃんの面倒見てるしな」
 そうしたこともちゃんと見ていたりします。今日もどの戦隊もそれぞれのチームらしく動いているのでした。


第六百五十九話   完


                 2009・4・4
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