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第六百四十九話 ボクサーではありません
           第六百四十九話  ボクサーではありません
 四人目は恋姫イエロー、中国妹です。彼女が黄色なのは何故か似合います。
「中国っていったら黄土だからでしょうか」
「多分そうあるな」
 日本妹の問いにも答えます。自分でも何となくわかっている感じです。
「うちの家では黄色はいい色ある。だから私も気に入ってるある」
「確か土の色でしたね」
「そうある」
 五行思想です。それによると黄色は土で中央にあります。非常に縁起がよい色なのです。
「それを着れるから凄く嬉しいある」
「それで精霊は雷でガルーダですけれど」
「神鳥あるな。さらにいいある」
 中国妹はもう有頂天になりそうでした。しかもです。
「あと中国拳法ですけれど」
「実際はボクサーだったあるな。次男さんで」
「はい、そうです」
 魔法の方はそうだったりします。中国妹の色の人です。
「そこは違いますけれど」
「別にいいある。どちらにしろ拳で戦うある」
 言いながら構えに入ります。動きも見事です。ですが黄色でこれをやると。
「ちょっと。激拳みたいあるな」
「あの作品ではないですよ」
 この娘達は魔法なので違います。勇気の証なのです。
「そこはちょっと」
「あれだったらメインヒロインあるがかなり影が薄くなってしまうあるからな」
「やっぱり魔法の方がいいんですね」
「私は今で満足あるよ」
 にこにこと笑いながら拳法の練習に入りました。その動きはやはり見事なものです。


第六百四十九話   完


                   2009・3・30
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