第六十三話 どうして友達に
第六十三話 どうして友達に
皆凄く不思議なのがどうしてそれまでとりわけ上司同士の間で物凄く仲の悪かったドイツとロシアが接近したのかということです。何しろあのロシアとドイツです。どうしてなのか皆それについてあれこれと考えますがどうしても答えが出ません。まあその内容はお互いに攻撃しないことと一緒に別の国を攻めるといういささか剣呑なものですが。
実はドイツはこの時色々な相手を向こうに回していました。
「イギリス、フランスにだ」
この二国だけではありません。
「ギリシアにノルウェーにデンマークにオランダに・・・・・・」
無茶苦茶敵が多いです。かなり大変なのは言うまでもありません。しかも相棒があのイタリアとあっては。ドイツの苦労は並大抵ではありません。そうした事情があっての同盟なのでした。しかしそれだけの敵を相手にするドイツの上司も凄いです。
それでロシアは。
「いやあ、実はドイツ君もねえ。色々と」
実は攻める気満々だったりします。しかも部下を一杯ドイツに向けています。これで本当にお友達なんでしょうか。
けれど二人には共通点がありました。それは」
「やはりイギリスとフランスがな」
「二人共ねえ。最近何か」
何と両方共あまりイギリスとフランスが好きではないのです。ドイツはわかりますがロシアまでです。本当に彼は連合国なんでしょうか。しかも。
「中国君もアメリカ君もねえ」
「まあドイツ君とも何かある前にね」
素朴にとんでもないことを考えているロシアでありました。
第六十三話 完
2008・2・25
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