第六話 遅れてきたヒーロー ☆
第六話 遅れてきたヒーロー
イタリアの参戦を聞いたドイツは全然嬉しくありませんでした。それどころか友達になっていたハンガリーに頭を抱えながら電話をしていました。
「ああ、ハンガリーか」
本当に頭を抱えています。
「ちょっと」こっちが色々とやばいことになってきたんだが
「ドイツーーーーッ!」
その後ろから色々とやばいことの原因の声が聞こえてきました。
「参戦に来たよーーーっ!」
言うまでもなくイタリアです。彼はドイツの苦悩なぞ知ることもなく能天気です。
「というわけでドイツこれから宜しくーーーっ!」
びしっと一応格好はつけますが。
「二時間五十六分三十四秒九十遅れたことに対する謝罪はないのか?」
「わはーーー何時の時代もヒーローは遅れてやって来るのさ!」
電話を切りながら問うドイツに対して相変わらず能天気なままです。
「思ったんだけれど俺とドイツが組んだら無敵な気がしない!」
何処からか出したピザを食べながらもせせせと笑ってドイツに言いますがドイツは冷静なままで彼に尋ねるのでした。
「それでだ」
「うん」
「御前準備はできているんだろうな」
問題はそれでした。ドイツはそれを真剣に聞いたのですが。
「何が?」
しかしイタリアの返事は。相変わらず能天気にピザを食べながらこれでした。これにはドイツも言葉を失うばかりでした。
第六話 完
2008・1・4
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