第五百九十九話 誰も見向きもしない人も
第五百九十九話 誰も見向きもしない人も
カナダもやっぱりジャガイモを食べます。ところが。
「何でまた来て欲しい人は誰も来ないんだろう・・・・・・」
腕を振るって料理を作ってそれでパーティーをしても来て欲しい人は誰も来ないいつものパターンです。来るのはやっぱりアメリカとか中国とか韓国とか濃い面子です。来れば間違いなく騒いで家の中を汚し回ってそのまま帰ってしまう。そんな国の人達ばかりやって来ます。
今回もそれで皆が皆食い散らかして飲み散らかして後はそのままです。しかもお料理は何が出ていたのか全く覚えていないのでした。
「あれっ、そういえば何食ったっけ」
「適当なもん食ったような気がするけれどな」
「あれだけ食べて料理の感想ないの!?」
驚くべきことです。
「折角頑張って作ったのに。パンケーキだって焼いたのに」
「ところでジャガイモは?」
ここでクマ二郎さんがカナダに尋ねます。
「出てたんだよね」
「マッシュポテトとかフライドポテト一杯作ったよ」
カナダはそのクマ二郎さんに答えます。
「ちゃんとね、クマ九郎さん」
「そいつ確か二十巻でやっと出て来た十八歳でいきなりエリート社員でヘリ操ってた奴だよな」
「そうだよ」
またしてもクマ二郎さんの名前を間違えています。
「折角それも一杯作ったのに感想がないなんて」
「だってアメリカと同じメニューだから」
クマ二郎さんはカナダに容赦ない突っ込みを入れます。
「覚えられなくても当たり前だよ」
「うう、何で何をやっても目立てないんだろう・・・・・・」
それは最早天才の域に達していました。とにかく何をしても目立てないカナダなのでした。
第五百九十九話 完
2009・2・25
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