第五十七話 脱兎の如く ☆
第五十七話 脱兎の如く
イタリアを走らせるドイツ。しかしイタリアを監督するのと自分の性分から一緒に走っています。
「あーーーん、辛いよーーーーしんどいよーーーー」
「もっとシャキシャキ走れ!」
泣き言を言うイタリアの横から喝を入れながら走ります。
「これが終わったら昼食にするからな」
「終わったら?」
「そう、終わったらだ」
「ぼえーーー、辛いよーーーー」
とか何とかいいながらもまともに走っています。そんなイタリアを見てドイツは心の中で思うのでした。そのイタリアを見ながら。
(何だかんだでちゃんとついてきているな)
少し見直してきています。
(やっぱりこいつはやればできるんだ)
「うぷーーー・・・・・・」
ところがそう思った矢先にイタリアは一呼吸置いて。
「ってこら!」
いきなり猛烈なダッシュを開始したのでした。ドイツも驚く速さです。
「感心した矢先に逃げ出すなーーーーーーっ!!」
恐ろしい速さです。しかも持続力もかなりのもの。よく考えたら彼はサッカーが大好きですから走るのはお手のものなのです。しかしそれでも恐るべき速さであります。
「こら待てイタリアーーーーーーーッ!」
ドイツも追い掛けますがそれでも速い。
「何で逃げ足はそんなに速いんだーーーーーーっ!?」
とりあえず戦闘以外では色々と凄いイタリアです。けれど二人は遠くで猫と遊んでいる日本には気付かないのでした。
第五十七話 完
2008・2・17
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