第五十六話 使えるかも ☆
第五十六話 使えるかも
「ロシアの奴には参ったな」
ロシアのとんでもない手紙にはさしものドイツも困っています。それでいつもぐうたらしているイタリアを見ずにはいられませんでした。
「イタリアが強くなってくれれば俺も安心できるんだが」
見果てぬ夢ですがふと思ってしまうのです。しかしそれでも今は必死なので本を読んでどうやってイタリアを強くするか考えます。その本によると。
「報告によるとドイツ人指揮官に率いられたイタリア兵は勇敢にかつ効果的に戦ったのか」
黙って本を読んでいてもとても信じられない話です。少なくとも今そのドイツの前で兎を抱いて昼寝しているイタリアを見る限りは。しかしそれでもドイツは考えるのでした。
「これは使える手かも知れないな」
それで早速イタリアを起こして軍事訓練開始です。
「というわけで今後の為にも御前のことを色々指導することにした。わかったな」
「イエスサーーー!」
とりあえず返事はいい感じです。
「今日から俺のことは隊長と呼ぶように」
「はい、隊長!」
掛け声はいいのですがすぐに。
「早速逃げ出したい気持ちで一杯であります!」
「はいランニング三週追加な!」
はじめからこれです。骨が折れそうだ、とドイツは今から不安で一杯になるのでした。
第五十六話 完
2008・2・17
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