第五十五話 お友達になりたいな ☆
第五十五話 お友達になりたいな
最近ドイツの家にやけにロシアから手紙が届くようになりました。
『ドイツ君へ。仲悪いままでいるのはお互いよくないので友達になりましょう ロシア』
「あいつ昔は俺を見る度に攻撃してきた癖に何是今こんな手紙を?」
ドイツにとっては怪しくて仕方がありません。何しろあのロシアです。ドイツの警戒心は赤信号が灯る程でした。
『ポーランドの土地欲しいよね?欲しいよね?欲しいよね』
しつこい位に手紙に書いています。
『二人で半分こしませんか?』
「いらんいらん」
しかしドイツはそれを受けようとはしません。
「極力関わりたくないしな」
それが本音です。学園で一番怖いと言われていてアメリカや中国、日本といった強豪と平気で渡り合っているような相手です。しかも一度にまとめて。そんなのと誰も関わりたくないものです。
それでもロシアからの手紙は続きます。几帳面なドイツは毎回それに目を通します。
「全く・・・・・・。毎日毎日よくネタが尽きんな・・・・・・んっ!?」
何と今度の手紙は。
『友達になってくれないなら君の友達を一人消して僕がそこに入ります ロシア』
「・・・・・・・・・」
「えーーロシアと友達になるの?」
「・・・・・・ああ」
イタリアが家に遊びに来た時に答えます。
「仲悪くなかったっけ」
「・・・・・・せめて御前が強かったらな」
「何のことーーー?」
何はともあれこうして独露不可侵条約が結ばれようとしていました。
第五十五話 完
2008・2・17
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