第五百四十九話 取り替えて欲しいんや ☆
第五百四十九話 取り替えて欲しいんや
スペインがちょっと外出して家に帰ってみると。何か台風が暴れ回ったみたいになっていました。
その中心にはイタリア兄がいて今は平気な顔でピザを食べています。スペインは呆然としながらも彼に対して尋ねます。
「ロマーノ、御前何してんの?」
「決まってるだろ、掃除だよ掃除」
平気な顔でスペインに答えてきました。
「しろっつっただろうが」
「こらあかんわ」
イタリア兄があまりにも平気な顔をしているので返す言葉もありませんでした。それでも何とかしたいのでとりあえず友人になっているオーストリアさんに相談してみることにしました。
「元はといえばあいつに押し付けられたしなあ」
けれど大喜びで受け取ったのですから文句は言えません。この辺りオーストリアさんもかなり強かであると言えるでしょう。
そんなこんなでオーストリアさんのお家に行ってみるとイタリアがにこにこと笑ってお掃除をしています。しかも何もかもピカピカにしています。
「ピカピカやて」
それを見て心から羨ましくなったスペイン。オーストリアさんに会うといきなり。
「オーストリア頼むわ!」
こう叫ぶのでした。
「イタちゃんと取り替えたって!」
「な・・・・・・何ですかいきなり」
「とにかく何とかしてくれ!あいつと交換してくれや!」
こう叫ぶのでした。それだけイタリア兄に困っているスペインでした。けれどオーストリアさんがそれに対して頷く筈もありませんでした。
「そんなこと認められる筈がないでしょう」
「何でや、それって・・・・・・」
己の不明というか愚かさを噛み締めるしかありませんでした。こんなスペインとイタリア兄の関係は他の人まで巻き込んでしまっていたのでした。
第五百四十九話 完
2009・1・1
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