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第五十四話 会議の後で ☆
                 第五十四話  会議の後で
 ドイツとイタリア、日本の三国は同盟関係からいつも会議を開きます。ただドイツとイタリアは欧州、日本はアジアにあるので日本が通うのには随分苦労があります。彼もそれはわかっています。
「私だけ家が遠いので毎回苦労するんですよね」
 それで車か何かを開発しようとも思っています。しかしそれはまだ構想の段階です。
 その日本にある日の会議の終わりにイタリアが声をかけてきました。
「やっほーーー日本」
 見れば自分の国の車を軽快に乗りこなしています。
「もしかして帰るとこ?」
「ええ、そうですが」
「よかったら送ってくよ」
「すいません」
 日本はその好意を受けることにしました。
「じゃあお言葉に甘えさせて頂きます」
「うん、それじゃあ乗って」
「はい」 
 こうしてイタリアの車に乗ったのですがこれがまた。
「えっ、ちょっとこれは」
 ガンガンに飛ばしています。
「飛ばし過ぎてやいませんか!?」
「えーー普通普通」
 あくまでイタリアの感覚ではそうです。
「これ位が一番風感じられて俺好きだよーーー♪」
 全然人の話を聞いていません。
「い、いやでも制限速度とか大丈夫なんですか!?」
「いや、それ俺まだ食べたことないんだよね」
 実はイタリアにそんなものはありません。何はともあれとんでもない速さで日本に着きましたがこの時には日本はもうノックアウトされていました。
「おおーい日本着いたよ。おーーい」
 もっと安全な車を自分で作ろう。そう心に誓った日本でした。


第五十四話   完


                   2008・2・17
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