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第五百二十九話 アメリカの自己紹介 ☆
第五百二十九話  アメリカの自己紹介
「はじめまして日本」
 日本の無駄なあがきを何なく払いのけアメリカは日本とご対面となりました。
「僕はアメリカだよ。趣味は早撃ちと冒険と考古学だぞ」
 いきなり何処かの鞭を持ってる人になっています。けれど日本には何と言っているのかよくわかりませんでした。
「えーーと、今何と?」
「名前はアメリカで趣味は助平やで」
「随分と変わった方ですね」
 大阪の結構以上に変な通訳を聞いて頷きます。その間にもアメリカはどんどん日本に対して言ってきます。
「じゃあここに来た理由だけれど」
「ああ、はい」
 通訳の大阪が日本に通訳してから彼に尋ねます。
「何でここにきはったんですか?」
「えっ、あっと何だっけ?」
 実はそのことは忘れてしまっていたアメリカでした。とりあえずメモを開いて確かめてから。
「そうだ」
 それで思い出して日本に言った言葉は。
「鯨と友達になりに来たんだよ!」
「帰れ」
「大変夢があって宜しいですが御自宅でなさって下さい」
 アメリカの言葉に氷の表情で一言で返す日本。その氷の表情と言葉を通訳する大阪の苦労がしのばれる一幕でした。やっぱりアメリカはこの頃からアメリカでした。日本はこの頃から常に何処かの国に振り回されているところがあったようです。けれどとりあえずここから彼の引き篭もりが急になおったのですからそれはそれこれはこれでいいのでしょうか悪いのでしょうか。それは誰にもわかりません。


第五百二十九話   完


                2008・12・22
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