第五百九話 それでもやっていけていたのは
第五百九話 それでもやっていけていたのは
とにかくイタリア兄弟という壮絶なあれが一緒にいてもドイツは強いのでした。彼自身がかなりのものなのと頼りになる相棒がいてくれたからです。その相棒とはやはり彼でした。
「相棒、東はとりあえず俺に任せておけ」
「済まんな」
「ポーランド、フランスに続いてロシアか。腕が鳴るぜ」
プロイセンです。とにかく腕っぷしと策略なら彼に勝る者は欧州にもそうはいません。ドイツの家が強いのは彼とこの相棒が一緒にいるからです。そのおかげでこの前の戦争も負けはしましたがドイツの家には一兵も入れませんでしたし今度の戦争でも破竹の勢いです。まさに最高のパートナーです。
それにハンガリーとフィンランドもいました。二人共その大人しい外見からは想像もできない程強いです。オーストリアさんはあまり動いてはくれませんがこの二人の存在も頼りになっていました。
「それじゃあドイツさん、こっちは」
「私達にやらせて下さい!」
「本当に頼りになるな」
ドイツも二人の頑張りに感謝しています。何気に周りに頼りになる人が多いドイツなのでした。
ところが。上司は相変わらず。
「イタリアに助けに行け」
「やはりイタリアは外せないな」
こう言うのでした。大好物のスパゲティを食べながら。なおこのスパゲティにはラードもシーフードも一切使っておらず完全に菜食となっています。
とにかくイタリアばかり気にかけている上司です。そしてドイツもまた。
「仕方のない奴だ」
何だかんだ言ってイタリアを助けるのです。それがどうしてかというとずっと昔からなのです。どうしてもイタリアをまず助けに行くドイツなのでした。
第五百九話 完
2008・12・12
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