第四百六十九話 ベルギーさん猫祭り ☆
第四百六十九話 ベルギーさん猫祭り
イタリアが小さい頃猫耳を付けて遊んでいたことがあります。オーストリアさんはそれを見てハンガリーに尋ねました。
「何ですか?イタリアのあの格好は」
「ベルギーさんのお家で猫祭りなんですよ?」
「ベルギーの家でですか」
「はい。ペストが流行った時沢山の猫が魔女の使いとして駆除されちゃったそうなんです」
「それはまた非合理的ですね」
オーストリアさんですらこう言いました。ペストは鼠のダニが媒介するものですから猫を殺してしまったらどうしようもありませんから。けれどその時はよく知られていなかったのです。
「それでその猫ちゃん達を供養する為に猫の格好をするお祭りなんですよ」
「成程、そうだったのですか」
「はい、それでですね」
ここでハンガリーはあるものを取り出してきました。そして。
それを頭に被ってみます。すると彼女も忽ち猫娘に変わってしまいました。これはまた実に。
「どうですか?」
「どうですかと言われても」
何と答えていいかわからず困惑した顔になるオーストリアさんです。
「私は。特に」
「さあ、オーストリアさんも」
「私は遠慮します」
こう言って顔を真っ赤にさせてしまうオーストリアさんでした。けれど何となくそのお祭りが好きになってしまったので。
「とりあえずベルギーにはですね」
「はい」
「そのお祭りを続けるように言っておいて下さい」
「わかりました」
そんな猫祭りです。世界には色々なお祭りがあるものです。
第四百六十九話 完
2008・11・22
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