第四百二十九話 これが居候の態度か ☆
第四百二十九話 これが居候の態度か
こうしてドイツの家の居候となったオーストリアさん。しかし態度は全く変わりません。喉が乾いたらこれです。
「喉が乾きましたね。お茶を入れてくれませんか?」
「それ位自分で入れろ」
すぐに突っ込むドイツです。かなり呆れ顔です。
「そうですか。ではイタリアを呼んで入れてもらいますか」
「ほら、入れたぞ」
電話でイタリアを呼ぼうとしたので速攻でそのお茶を差し出します。ドイツもうんざりです。ところがこれで終わるオーストリアさんではありません。
「あとお茶菓子等あれば尚宜しいのですが」
「買いに行け!」
流石に今度は怒りました。
「俺を顎で使うのは止めろ!御前は本当に居候か!」
「そうですか」
こう言われても平気ですし。
「たまには自分で作るのも一興かも知れません」
「是非そうしてくれ、いいな!」
「ではケーキが焼きあがるまでイタリアを呼んで音楽会でも開きますか」
「戸棚の奥にシュトーレンがあるぞ。今忙しいからコンサートなんかは止めてくれ」
全てにおいてこんな調子なのでした。オーストリアさんの極端なマイペースにうんざりさせられているドイツでした。しかもここで呼ばれてもいないのに。
「オーストリアさん、お元気ですか?」
「御機嫌伺いに来ました」
「・・・・・・御前等最近いつも来るな」
イタリアとハンガリーまで来るのでした。本当にドイツは厄介な居候を抱えてしまいました。
第四百二十九話 完
2008・11・1
小説・詩ランキング
○●へ多利あランク●○
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。