第三百十九話 寝る時は
第三百十九話 寝る時は
今日は日本のお家にドイツとイタリアが遊びに来ています。しかもお泊りというのが三人の仲のよさを表わしています。
「実は一番家に来られるのは韓国さんでして」
「ふうん、そうなんだ」
「意外だな」
イタリアとドイツは日本の話を聞いて少し意外といった顔になっています。
「いつもあれだけ日本につっかかるのに」
「それでも家に来るのか」
「専用のお布団まで用意してあります」
韓国の家はオンドルなのですが彼用のお布団まであるのです。それだけいつも日本の家に来ているということです。
「お部屋まで」
「そうなんだ。あっ、俺はソファーで休ませてもらうからいいよ」
「俺もだ」
「それはいいのですがイタリア君」
「何?」
「どうして貴方は寝る時いつも裸なのですか?」
見ればもうトランクスまで脱いでいます。今にも寝るような勢いです。
「裸なのは。せめてトランクスはですね」
「あれっ、俺の家いつもこうだけれど」
「そうだぞ。俺も結構な」
見ればドイツもです。裸で寝ようとしています。
「裸で寝るが」
「ドイツさんまで。せめてトランクスはですね」
「ええっ、そんなのきついよ」
「寝る前にシャワーを浴びているからいいだろう?」
「よくありません。本当にせめてトランクスだけは御願いします」
どうしても裸で寝ることには抵抗のある日本でした。誰にも苦手なものはあるのでした。
第三百十九話 完
2008・9・6
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