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第三十話 悪魔の微笑み ☆
                 第三十話  悪魔の微笑み
 とんでもない乱入者はありましたが会議は終わり解散となりました。フランスはロシアに声をかけてきました。
「よおロシア」
「何かな」
 ロシアは大人しい顔で彼に顔を向けました。
「御前あんな会議だったけれどずっと笑顔だったな」
「え、ああ」
 ロシアは彼の言葉に応えます。
「結構タフだよな。お疲れさん」
「うん。皆がわいわいやってるの見るの結構好きなんだ」
 ロシアはその静かな物腰で答えます。
「知ってると思うけれど僕の住んでるところって広くて寒くて雪ばっかりでさ」
「ああ、ロシアだからな」
 これはあまりにも有名なことです。当然フランスも知っています。
「そんなところにずっと一人でいたからああいうのいいなって思うんだ」
「そっか」
 フランスはそんなロシアの話を聞いてしんみりとした気持ちになりました。
「そういや御前んちって結構大変だったんだよな」
「それに」
「それに?」
 けれどここでロシアの様子が何かおかしくなりました。
「皆の顔ももうそろそろ見納めになると思うし」
「どういうことだ?そりゃ」
「あのアホ面共がどう命乞いするか想像すると笑えちゃってさ」
「・・・・・・っておい・・・・・・」
 氷、いや悪魔の微笑みを浮かべるロシアでした。さしものフランスも見てはいけないものを見てしまって凍り付いてしまいました。


第三十話   完


                  2008・1・23
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