第二百五十九話 何故か影が薄くなる
第二百五十九話 何故か影が薄くなる
無意味なまでの個性の強さと強烈なまでの自己主張で知られる韓国。今では生徒会長まで務めていて学園のあらゆる会議に出席しています。
「だから何でこんなの生徒会長にしたんだよ」
「あいつ等、全部俺達に押し付ける気かよ」
イギリスとフランスは相変わらず他の三人への愚痴を出す日々です。不平不満に満ちた顔でいつも韓国のフォローをしているのです。とにかく韓国は生徒会長だけあってありとあらゆる会議に出ているのですから苦労もひとしおです。
ところが。ここで意外なことがわかりました。
「おい、今回もだぞ」
「何、今度もかよ」
イギリスとフランスはあることに気付いたのです。
「あいつまた発言なしだ」
「聞いているだけかよ」
何と韓国は皆が集まる会議では殆ど喋らないのです。
「何かかえって会長がいるのかどうか不安視する声もあがってるぜ」
「そこまでかよ」
二人にとっては意外では済まされない事態でした。
「何でここで喋らないんだ?」
「わからねえ。どうしてなんだあの目立ちたがり屋が」
それがどうしてかは二人にはわかりません。しかし韓国は何故か皆が集まると案外喋らず無口になってしまうのでした。
「会長、何か一言」
「・・・・・・ああ、わかったんだぜ」
今回もこれだけでした。とにかく皆がいる場所では大人しい韓国、学園での大きな謎が一つできたのでありました。
第二百五十九話 完
2008・8・7
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