ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
第二百五十八話 また出て来たこの人
             第二百五十八話  また出て来たこの人 
 日本もティーシャツを着ます。これは誰でもそうなので驚くことはないのですがこの人まで。何とティーシャツにとんでもない言葉を書いています。スペイン以上の。
『どけ、俺が行く道だ』
『俺のこと好きにならない奴は邪魔なんだよ』
『俺は今心の中で御前を殴った』
 物凄い言葉です。およそティーシャツに書く名前ではありません。けれど日本はこのティーシャツを着ているのです。
「・・・・・・それは誰の言葉だ」
 また出て来たドイツ。日本よ御前もかと内心思いながら彼に尋ねます。
「御前の言葉じゃないのはわかるんだが」
「この人です」
 日本がすぐに出して来たのは。またあの人でした。殆ど名物ともなっている某脚本家で小説家で料理人でそっちの筋の人で工事現場の現場監督で用心棒の人です。かなり偉そうにそこに立っています。
「この人の御言葉をティーシャツにしたのですが」
「そうか、その人か」
「おう、何か暇だな」
 脚本家さんはティーシャツなぞ見ることなく日本とドイツに声をかけてきます。実に尊大な態度でかつ気さくであります。
「河豚でも食いに行くか?それともすっぽんにするか?」
「夏にそれか」
「いいんだよ、そういうのが面白いんだからさ」
 強引に話を決めてしまいました。こうしてとんでもない言葉が入ったティーシャツを着て夏に河豚を食べることになったドイツと日本なのでした。


第二百五十八話   完


                   2008・8・6
小説・詩ランキング ○●へ多利あランク●○site_access.php?citi_id=254078182&size=200 真・恋姫†無双~萌将伝~応援中!


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。