ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
第二百五十四話 実は昔からです
               第二百五十四話  実は昔からです
 イタリアのコンプレックスですが実は昔こんなことがありました。イタリアの家では芸術が有名ですがその中で全裸の青年の見事な銅像があります。かつてイタリアが小さかった時代に作られたものである有名な鼻が曲がってしまった彫刻家であり画家の人の作品です。
 この銅像はかなり有名で皆が知っています。しかしこの銅像がまた。
「小さいよね」
「皮がねえ」
 皆ひそかに見てくすくす笑ったりもしています。イタリアもそれは気付いています。
「小さいって言われるし皮まで言われるし」
「気にするなつってんだろ」
 イタリア兄が落ち込む弟に対して言っています。
「言っても仕方ないことだしな」
「仕方ないんだ」
「作った人かモデルになった人がそうだったんだろう」
 だから小さいし皮があるということのようです。
「俺もそうだしな」
「兄ちゃんも・・・・・・」
 今わかった衝撃の事実です。
「昔から俺の家ではそうなんだ。だから気にするな」
「昔からだったなんて」
「安心しろ。それでもやりたいことはできる」
 その通りですが負け惜しみの言葉なのは確かです。
「だから気にするな。いいな」
「けれど無理だよ、これって」
 それはどうしても否定できないイタリアでありました。その見事な銅像を兄弟で見つつ落胆しているのでありました。ダビデの前で。


第二百五十四話   完


                 2008・7・25
小説・詩ランキング ○●へ多利あランク●○site_access.php?citi_id=254078182&size=200 真・恋姫†無双~萌将伝~応援中!


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。