第二千四百九話 ナルシスト兄さん
第二千四百九話 ナルシスト兄さん
ハロウィンでフランスが言うこととは。
「変装ならいつもしてるからな」
「ルパンですか?」
妹さんが速攻でお兄さんに突っ込みを入れます。
「本当の顔は自分でもわからないというあの」
「違う違う、俺自身だよ」
フランスは余裕の笑顔で妹さんに返します。
「俺という芸術品が心の野獣を覆っているんだよ」
「そうですか」
妹さんの返答は実に素っ気無いものでした。
「わかりました」
「おい、感情が見られないんだけれど何があったんだ」
「いつものことですから」
だから淡々としているというのです。
「突っ込まなくてもいいと思いまして」
「それでだっていうんだな」
「そうです。それではどう突っ込んで欲しかったのですか?」
「だからここでな。賛同して褒め称えてくれるとか」
「それではイギリスさんの御聞きしてみますか?」
フランス妹も容赦がありません。ここでこの人の名前を出すのですから。
「今御呼びしますが」
「それは遠慮するからな」
フランスもイギリスだけは勘弁なのでした。何はともあれフランスはハロウィンの時もフランスでした。あいも変わらずナルシストなのでした。
第二千四百九話 完
2011・11・8
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