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第二千三百三十九話 悪夢の招待状
              第二千三百三十九話  悪夢の招待状
 お家に帰ったイギリスにです。数日後フランスから封筒が来ました。
 イギリス妹はお兄さんにそれを差し出しながら尋ねました。
「読まれますか?」
「中に何が入っていると思う?」
「間違いなく碌でもないものが」
 イギリス妹はこうお兄さんに言いました。
「私達にとって」
「まだ剃刀とか爆弾だったらいいんだよ」
 そうした物騒なものですらというのです。
「絶対にもっと酷いものだからな」
「中を開けられますか?」
「ちょっと軍の爆発物処理班呼んでくれ」
 徹底しています。というか明らかに危険なものと認識しています。
 そうしてそのイギリス軍の爆発物処理班が開いてみるとです。中から。
「婚姻届が出て来ました」
「一方のサインにフランスのものがあります」
「燃やしてくれ」
 イギリスは軍人さん達の報告にすぐに答えました。
「いいな。それで忘れてくれ」
「わかりました。それでは」
「すぐに焼却します」
 こうしてフランスからの婚姻届は完全に抹殺されたのでした。イギリスにとっては二度と思い出したくもないことでした。流石にこのことだけは。


第二千三百三十九話   完


               2011・10・3
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