第二百三十三話 風邪とハンバーガー ☆
第二百三十三話 風邪とハンバーガー
イギリスの熱は収まりません。フランスもいい加減心配になってきました。やっぱりイギリスのことが気になって仕方のないフランスであります。
「まずいな、これってよ」
体温計は四十度です。
「かなりやばいだろ、こりゃ」
「やあイギリス!」
ところがここで新たな来客です。
「新しい飛行機を作ったんだけれど」
「んっ、アメリカかよ」
「ああ。ところでイギリスは何で寝ているんだい?」
「見てわかるだろ」
少し呆れながらアメリカに答えます。
「風邪だよ」
「風邪?」
「風邪引いて寝込んじまったんだよ」
「ああ、何だそんなことかい」
アメリカはそれを聞いて平然として答えます。
「それならこうすればすぐに治るよ」
そう言って出してきたのは何とハンバーガー。それをイギリスの頭の上に置いたのです。何ともシュールな光景であります。
「あれ、全然治らないな」
「当たり前だよ」
フランスは完全に呆れながらアメリカに言葉を返します。
「何だよこれ、ハンバーガーじゃねえか」
「僕ならこれで一発で起き上がるんだけれど。そもそもフランス」
「何だよ、今度は」
「風邪って何なんだい?」
真顔でフランスに尋ねてきました。もう何も言葉がないフランスでありました。
「・・・・・・嘘だろ、それって」
勿論アメリカも風邪はひくわけで。わざと言っている実に癖の悪いところもあるアメリカでありました。
第二百三十三話 完
2008・6・22
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