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第二百三十二話 風邪って何だ
              第二百三十二話  風邪って何だ
「イギリスが風邪?」
「うん、そうらしいんだ」
 ポーランドはケーキを食べながらリトアニアとお話中です。ここでもリトアニアが作ってくれたお菓子をやっぱりリトアニアが淹れてくれたコーヒーと一緒にです。尽くす奥さんも大変です。
「かなり酷くて。イギリスさん参ってるそうなんだ」
「風邪ねえ」
 ポーランドはケーキの苺にフォークを突き刺しながら話を聞いています。
「そういや風邪って辛いんか?かかったら」
「かかったらってポーランド」
 リトアニアは今のポーランドの言葉に対して顔を顰めます。
「ひょっとして今まで風邪にかかったことないの?」
「風邪?俺身体丈夫だしーーーーーー」
 ポーランドの返事はこうでした。
「そんなん全然ないし。リト、御前はあるん?」
「そりゃあるよ。俺だって色々あるから」
 内心呆れたものを感じつつポーランドに答えます。
「それでもポーランド風邪ひいたことかなかったんだ」
「だからわからんのよ。風邪ってどんなんか」
 そのことをまた言ってみせます。
「イギリスにはお見舞い持って行かないと駄目かな。何がいい?」
「そうだね。あの人味覚はあれだから」
 もう誰もが知っているイギリスの料理のセンス。その味覚たるや最早何処ぞの料理番組の女性タレント達すら凌駕しかねないものがあるのです。
「お薬にしようよ。風邪薬」
「じゃあタムシチンキがええのん?」
「・・・・・・それ、水虫とかタムシのやつだから絶対に駄目だよ」
 風邪をひかないからそうしたことはわからないポーランドでありました。


第二百三十二話   完


                   2008・6・21
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