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第二百三十一話 イギリスの風邪 ☆
             第二百三十一話  イギリスの風邪
 イギリスが風邪をひいてしまいました。まあ誰でも風邪はひきます。イタリアだのポーランドだの韓国だのは何故か風邪を知らないようですが。
 とりあえずイギリスが風邪をひいてしまったのは事実です。それを聞いて真っ先にやって来たのはやっぱりこの人でした。
「ざまーーーみろ!日頃の行いが祟ったんだな!」
 フランスです。何だかんだでイギリスのところにやって来てこんなことをおお威張りで言って悦に入っています。ところがイギリスに反応がないので。
「ってマジかよ」
 イギリスが無反応なので少し心配になってきました。
「全然反応ねえじゃねえか。こいつまさか」
「・・・・・・・・・」
「お、おい!」
 ここにきて慌ててイギリスに声をかけます。
「本当に大丈夫なのか!ま、まずい!」
 一人で騒ぎだしました。こうなると本気で心配です。
「どうしたんだ、本気でやばいのか!?」
「フランスかよ・・・・・・」
「おっ、気付いた」
 自分の馬鹿騒ぎのせいだとは気付いていません。あしからず。
「俺はいいから御前あっち行け・・・・・・」
「とりあえず生きてるみたいだな。で、御前何が欲しいんだ?」
「何もいらない」
 苦しい顔でフランスに対して告げます。
「御前も風邪気味だろ?だから・・・・・・」
「違う!イギリスじゃねえ!」
 何しろイギリスがフランスを気遣うのです。天変地異が起こったかのように。
「イギリスに変なウィルスが感染したーーーーーーーーーーっ!大変だーーーーーーーーーーっ!」
「・・・・・・御前、俺を何だと思ってるんだ」
 風邪をひいてもやっぱりイギリスとフランスの関係は相変わらずなのでした。そもそもフランスは何故いつもあえて嫌いな相手のところにやって来るのでしょうか。


第二百三十一話   完


                 2008・6・21
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