第二百二十七話 こんな人もいます
第二百二十七話 こんな人もいます
日本の家にはかなり変わった人がいます。職業は脚本家で小説家で現場監督で用心棒ですがこれがまたかなりの人です。
書くのが異常に早く傲慢な態度をわざと取ってそれでアンチを作って楽しんでいます。しかもそれに対するコメントがまたかなりのものです。
「いいんだよ!それが面白いんだから」
こんな態度です。
料理も好きでやたらと話はダークネスなのにギャグも入れたりして。かなり独特の作風を誇っています。そんな人ですのでかなり目立ちます。挙句にはこんなことも引き起こしました。
「あいつとあいつの会話の最後よお」
スコッチを飲みながら脚本を務めたある番組の打ち上げ会で話をしています。
「おめえの禿で締めといたんだけれどよお」
本人を前にして堂々のコメントです。
「プロデューサー連中に反対されてよお。ちっ」
言わなくていいことを平然と言います。とかく物凄い人です。
それで賛否両論な人なのですがこの人を見て憧れた人がいます。全く正反対の個性を持っているラトビアです。
「いいなあ、羨ましいなあ」
こう言って尊敬することしきりです。
「僕もあんなふうに好き勝手にやってみたいなあ」
こう思うのでした。憧れです。けれどそれは無理な憧れでした。
「けれどこれロシアさんにやったらどうなると思う?」
「簡単に想像できます」
リトアニアに対して答えます。
「それこそもう」
「だから絶対に真似しちゃ駄目だよ」
「・・・・・・はい」
わかっているからこそ絶対に出来ないのでした。憧れていてもできることとできないことがあるのです。
第二百二十七話 完
2008・6・9
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