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第二千二百三十九話 ロマーノ妹も
              第二千二百三十九話  ロマーノ妹も
 イタリア妹も強いですがロマーノ妹もです。かなりの強さです。
 それこそ不埒者の五人や六人はあっという間です。今日も町に一杯いるチンピラを懲らしめた妹を見てです。ロマーノは言いました。
「御前何でそんなに強いんだよ」
「イタリア女は昔から強いじゃない」
「そうか?俺は弱いぞ」
「兄貴が弱いからよ」
 それで女が強いというのです。
「全く。いつもぼこぼこにやられるか逃げて」
「馬鹿野郎、戦争なんかしてられるかよ」
 まさにロマーノそのものの言葉です。
「あんな怖いこと願い下げだよ」
「ほら、いつもそう言うから」
「御前が代わりに戦ってるっていうのかよ」
「そうよ」
 理由はイタリア妹と同じです。
「全くヴェネチアーノ兄貴といいロマーノ兄貴といい」
「ひょっとして御前ローマ爺ちゃんの血が濃いのか?」
「そうかもね。強いところは受け継いだのかもね」
「で、何で俺達は受け継がなかったんだ?」
 とにかく男は弱いイタリアです。
 そのあまりもの弱さ故にです。バルカン半島に攻め込んでも惨敗してこづかれて泣き出したのでかえって同情されて助かってもいます。この辺りは運がいいのでしょうか。


第二千二百三十九話   完


               2011・8・12
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