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第二百二十話 そういえば食べない
              第二百二十話  そういえば食べない
 イギリスのお寿司は見事大失敗に終わりました。しかしこの日本のお握りというものも実は結構評判が分かれてしまっているのです。
「僕は海苔はいいよ」
 アメリカは困った顔をして海苔を遠ざけます。
「海草とかそういうのって気持ち悪くてね」
 実は彼は海草とかは食べないのです。ステラーカイギュウみたいにむしゃむしゃと食べても海草は食べないのでありました。
「僕は冷えた御飯は絶対無理あるぞ」
 中国は冷えた御飯には手をつけません。
「それだけは食べないある」
 彼は冷えた御飯は何があっても食べません。前にそれを出されてむっとした顔になったことさえあります。それ程嫌いなものなのです。
 こういった感じで実は人気が分かれる日本のお握りですがここで意外な食べる人が。といってもいつも日本の側にいる人なので誰もが知っています。
「お握りも俺が起源なんだぜ!」
 韓国です。彼はこう言ってはばからず日本が握ったお握りをどんどん食べています。
「アメリカの兄貴も中国の兄貴も食べないんなら貰います!俺の起源のお握りは最高なんだぜ!」
「最高なのはいいけれど」
「お握りは御前起源ではないあるぞ」
 こういう言葉は自然と耳を通り抜ける不思議な構造をしているのでケンチャナヨです。韓国は両手にお握りを持ってそれをどんどん口の中に放り込んでいます。
「美味い、美味いんだぜ!」
「美味しいのはわかりましたが韓国さん」
「何だぜ?」
 日本の問いに動きを少しだけ止めます。
「何故貴方は私のことをいつも嫌いと言いながら何かと私の家に来て私の料理を誰よりも召し上がられるのですか?」
「それは日本以外は誰でも知ってるっつうかうざいんだけれどよ」
「どうせ俺達のことは視界に入らないんだろうがな」
 イギリスとフランスは韓国の横で愚痴たれています。何故か韓国には全く相手にされず彼がいる場では端っこにいるだけの二人なのでした。


第二百二十話   完


                 2008・6・5
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