第二十二話 僕はヒーロー ☆
第二十二話 僕はヒーロー
アメリカは続いて会議の参加者達に説明をはじめます。今度の話の内容は。
「では今回の戦いでの各国の役割分担を決めようと思う」
かなり重要な話です。参加者達の顔も真剣なものになります。
「読み上げるから手元の紙を参考にしてくれ給え」
「ゴクリ」
参加者達の喉が鳴ります。そうしてアメリカが言うには。
「えーーまず最初にだ。イギリスが僕の援護に回って」
まずはそれでした。
「次にフランスが僕の援護」
「えっ!?」
皆それを聞いて驚きの声をあげます。
「それから中国が僕の援護に回って」
「・・・・・・・・・」
皆次第に呆れた顔になっていきます。
「最後にロシアが大役僕の援護だ!」
「・・・・・・・・・」
「あのさ質問だけれど」
大柄で白っぽい髪に紫がかった瞳の純朴な顔立ちの若者が立ち上がってアメリカに尋ねます。彼はロシアといいます。学園で一番の怪力だと言われています。
「アメリカ君は何をするのかな」
「うん、ロシア」
アメリカはそのロシアの質問に満足そうに頷いて答えます。
「実にいい質問だ」
「それで何?」
「ヒーローさ!」
自信に満ちた声で格好よくポーズまでつけて答えます。これこそアメリカでありました。やっぱりいいか悪いかは別にしまして。
第二十二話 完
2008・1・17
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