第二千百六十九話 ハンガリーとの関係
第二千百六十九話 ハンガリーとの関係
「あいつ?大嫌いですよ」
「顔も見たくないね」
ハンガリーとルーマニアはお互いに言い合います。
「あいつとはそれこそ何度も喧嘩しましたし」
「ロシアさんのところに一緒にいたこともありましたけれど」
それでもだというのです。かつては二人共共産圏ということで一緒だった時があったのです。この時は日本の左側の人達はハンガリーとルーマニアは一枚岩と思っていました。
けれど実際はといいますと。
「今度何かあったらこのフライパンで」
「使い魔って知ってるかな。蝙蝠とか狼とか」
「あいつは絶対に普通の人間じゃないですし」
「いや、僕のペットをそう呼ぶ人が多くてね」
素敵なまでに険悪な関係です。
「キューブを馬鹿にしたらそれこそ」
「ブラド四世はうちじゃ英雄なんですけれどね」
とにかく顔を見合わせればお互いに険悪です。オーストリアさんもそれを見て呟きます。
「喧嘩はよくないですが」
「ですから。喧嘩なんてしませんよ」
「そうです。ただ嫌いなだけですから」
「ふん、こっとは大嫌いよ」
「じゃあこっちは超嫌いだよ」
とにかく仲の悪い二人です。それでも国同士のお付き合いはあったりします。とはいっても多分にビジネスライクではあります。
第二千百六十九話 完
2011・7・7
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