第二百十六話 でかけりゃいい
第二百十六話 でかけりゃいい
アメリカの料理は一つ大きな特徴があります。それは。
「うわ・・・・・・」
日本は自分の前に置かれたステーキを見てびっくりです。彼にとってみればとんでもない大きさなのです。でかいステーキがじゅうじゅうといっていてそこにこれまた大きなバターが置かれているのです。
「これはまた」
「!?日本」
「小さいの?」
中国と誰かが驚く日本に尋ねます。何か赤いカエデのマークの服を着ている人です。
「いえ、これはかなり」
「あれっ、やっぱり小さかったかな」
アメリカも驚いている日本に対して言います。
「じゃあもう一枚焼く?」
「いえ、いいです」
しかし日本はアメリカのその申し出を断るのでした。
「これ一枚で充分です」
「それで大丈夫なの?」
アメリカはそれでも日本のステーキが小さいと思っているのでした。
「何なら本当にもう一枚」
「いえ、本当にいいです」
日本は断り続けます。どうやら本心を隠しているようです。
「これでもう」
「そう。じゃあいいけれど」
(アメリカさんこれで小さいとは)
目の前のそのステーキを見つつ心の中で呟きます。
(一体どんな胃袋をしておられるんでしょう。果たしてこの一枚いけるかどうか)
内心冷や汗をかいています。彼にとってみればこのステーキとの勝負は運命の一戦なのでした。とかく何かと量の多いアメリカの食べ物なのであります。見ればサラダもパンもポテトもデザートも何もかもであります。
第二百十六話 完
2008・6・3
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