第二千百五十九話 庇っているスペイン ☆
第二千百五十九話 庇っているスペイン ☆
トルコから解放されたロマーノはスペインに戻っていました。それでやることといえば同じでお掃除です。
今日もお掃除をしています。それをしながら一人呟いていました。
「結局あいつの家に戻ってきちゃったぞこの野郎」
「あんな奴くれてやったれや!」
そしてここで、です。不意にスペインの上司の怒鳴り声が聞こえてきました。
「大して役にも立たんやろが!」
「何だ?」
ロマーノはその怒鳴り声がした方に行ってみました。すると。
そこでスペインの上司がスペインを怒鳴っていました。それはかなり凄い剣幕でした。
「折角大陸で稼いだ金をあんな奴の為に使うなんてアホか!」
「それはその」
「トルコ相手に何ぼ使うたと思うてるんや!」
そしてスペインの上司の言うことは。
「赤字やで赤字!」
「すまん、けど」
「どうやら御前には」
スペインの上司もです。ここで最終手段に出ました。
あるものを出してきました。それは。
「これしかないようやな」
「そ、それは!」
こうしてスペインは上司から折檻を受けました。けれどロマーノはわかったのです。
スペインが自分の為に必死に戦ってお金を使っていることにです。そしてその為にぼろぼろになっていることも。彼は知ってしまいました。
第二千百五十九話 完
2011・7・2
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