第二千百四十九話 スペインの名乗り ☆
第二千百四十九話 スペインの名乗り ☆
トルコにひょろっちいと言われたスペインはまずこのことについて言い返します。
「何か今の言葉酷いやろ」
「そうかい?まあ思ったことをそのまま言っただけでい」
「それだけかい」
「特に悪気はないんでい。けれど気を悪くしたのならすまねえな」
「ああ。そんで俺はや」
あらためて名乗るスペインでした。その名は。
「情熱の国スペインや」
「それが手前の名前だな」
「そや。勝手にロマーノを自分の領土にするのはや」
それはどうかとです。トルコに言います。
「俺が許さへんで」
「ああ、手前があのスペインってわけかい」
どうやらトルコは彼の名前は知っていたみたいです。けれど会うのははじめてだったのです。そのスペインにトルコはあらためて言います。
「いいじゃねえか、ちょっとばっかしよお」
「あかん」
スペインはトルコに即答で返します。
「絶対にあかん」
「何でい、ケチだな手前は」
「じゃあ御前が逆の立場で言えるんかいな」
「それは絶対に無理な相談だな」
かくしてトルコとスペインはお互いに名乗り合うのでした。二人の間に火花が散っていました。
第二千百四十九話 完
2011・6・27
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