第二百十三話 はわわわわわ ☆
第二百十三話 はわわわわわ
大昔のお話。フランスがまだ若くてイタリアがおちびちゃんだった頃。この頃からイタリアは弱くてあちこちから攻められていました。というかそれでいて何もしていなかったのもまたイタリアです。一体何なんでしょうか。
「はわわわわわわ・・・・・・」
その攻められたイタリアが思いきり焦っています。
「兄ちゃん・・・・・・じゃなかった御主人様、敵が来ちゃいました」
「ああ、そりゃ大変だな」
フランスはそれを聞いても案外平気です。
「よし、こうなったらだ」
「はい」
「御前盾になれ」
素っ気無くとんでもないことを言います。流石と言うべきか。
「えっ!?」
「だから盾になれ。いいな」
弱いから何も反論できません。こうしてイタリアはタテリアとなったのですが武器を持ってガタガタと震えているだけでありました。
「うあーーー、これって」
「可哀想」
敵も同情するしかありませんでした。しかもここで。
「よし、今だ!」
「わーーーーーーーーっ!」
神聖ローマが出て来てまたイタリアを自分のところに入れてしまおうとしまう。イタリアの受難は本当に凄いものだったのです。
「くそっ、こうなるんだったらあいつを盾にするんじゃなかった!」
「じゃあどうするってんだよ」
「正式に俺の家に入れて飼っておくべきだったぜ」
「勝手にしろ、この馬鹿」
イギリスではなく神聖ローマからの突っ込みでありました。実は東西に敵を多く抱えて盾でもないとやっていけないフランスであるのです。
第二百十三話 完
2008・6・2
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