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第二千百二十九話 やっぱりいた ☆
            第二千百二十九話  やっぱりいた ☆
 スペインはロマーノを追いかけます。オーストリアさんも彼に同行します。
 ロマーノを追いかけながらです。オーストリアさんがスペインに言います。
「私の予想が正しければですが」
「もう誰か狙ってるんやな」
「ロマーノはただでさえ油断しやすい子です」
 まずは彼のそうした性格から指摘するのです。
「ですから。かなり危険です」
「やっぱり寝付くまで俺が傍にいた方がええやろか」
 完全に保護者の立場で言うスペインでした。
「あいつの為にも」
「そうですね。それが最良の選択でしたが」
「今更言ってもしゃあないか」
「とにかく急ぎましょう」
 オーストリアさんはスペインを急がせます。勿論自分自身も駆けています。
「もう一度言いますが私の予想が正しければです」
「誰や、誰が来てるんや」
 スペインも次第に不安になってきました。その二人の前にいたのは。
 フランスです。彼は涎を垂らさんばかりの顔になってこんなことを言っていました。
「ロマーノ、可愛いよロマーノ」
「やはり」
 オーストリアさんはそのフランスを見て言いました。
「彼でしたか」
「俺の領土になればいいのに」
 まだ諦めていないフランスでした。洒落にならない病気が蔓延してそれで逃げ出したというのにです。彼はまだ反省していませんでした。


第二千百二十九話   完


              2011・6・17
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