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第二百九話 遂に選挙当日
第二百九話  遂に選挙当日
 イギリスとフランスの必死の努力も空しく遂に選挙当日となりました。当然ながら二人にも選挙権があります。というよりはこの二人も入れた常任役員のこの五人が投票しないとどうしようもないのです。
「棄権するか?」
 フランスが登校しながら横にいるイギリスに対して言いました。
「こうなったら」
「棄権か」
「ああ。どうだ?」
 実はこの五人のうちの誰か一人でも棄権したら生徒会長にはなれないのです。役員五人の権限はかなり大きいものなのです。それで我儘勝手し放題な人達が三人程度いるのが問題にもなっています。といっても誰も何も言えないのでありますが。
「それでな」
「それで他に誰がなるんだ?」
 イギリスはフランスの提案に対して尋ねます。
「何処の誰が。なるんだ?」
「・・・・・・いないか」
「そうだよ、誰もいないんだよ」
 そこを強調します。結局探しても誰もいなかったその事実を。
「誰もな」
「・・・・・・日本でも擁立できたらな」
「あいつは強過ぎるだろうが」
「人材っていない時には本当にいないんだな」
「全くだ」
 ぶつくさと不平を述べながら向かいます。二人の運命の日がいよいよやって来ようとしていたのでした。もう運命は決まっているのではありますが。


第二百九話   完


               2008・5・31
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