第二百八話 凄い挨拶
第二百八話 凄い挨拶
いざスイスの家に駆けていく二人。完全に希望以外は見えていません。
「おいスイス!」
「いい話があるんだけれどよ!」
満面に笑みを浮かべて。しかしその二人に対して。
いきなりスイスの家から小銃が出て来ました。そして。
「う、うわっ!」
「何だいきなり!」
二人の足元に派手に斉射です。これを受けて二人も足を止めました。
「お、おい俺達はだな!」
「御前を学園の生徒会長に推薦したいんだよ!喧嘩を売りに来たんじゃねえ!」
「生徒会長!?不要!」
抗議する二人の目の前に姿を現わしたのは。金髪をおかっぱ気味のショートヘアにして青緑の目を持った一見女の子みたいな外見の中性的な小柄な少年でした。彼は小銃を手にし緑の軍服と白いベレー帽を身に着け颯爽と立っています。この少年こそスイス、二人の希望・・・・・・の筈です。
「知っているだろう、我輩は誰とも手を結ばないと!」
「生徒会長は別じゃねえか!」
「悪い話じゃねえぞ!御前に権限はかなりあるんだからな!」
「言った筈、我輩はそういったものにも興味はない!」
ヨーロッパでは今でも最大の実力者である二人を前にしても平気です。凄い強さです。
「そして我輩の家に断りなく立ち寄れば」
「立ち寄れば!?」
「この程度では済まん。それでもいいのか!」
「だからよ!俺達は!」
「御前にだな!」
「問答無用!」
それ以上聞こうともせずまた小銃を出してきました。
「話すことはない!帰れ!」
こう言い渡してまた発砲するのでした。二人はほうほうのていで逃げ出す破目になりました。希望というものは時として幻でしかないのです。
第二百八話 完
2008・5・30
小説・詩ランキング
○●へ多利あランク●○
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。