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第二百七話 しかし意外な存在が
               第二百七話  しかし意外な存在が
 生徒会長のことに関して完全に諦めてしまったイギリスとウランスの二人。絶望のどん底を彷徨っていました。しかしここで思いも寄らぬ人物の話を聞いたのです。
「スイスってしっかり者だよな」
「そうだよな」
 学園を行き交う面々の話を小耳に挟んだのです。二人でベンチに並んで座って絶望していましたがこの話を聞いて二人は顔をあげました。
「そうだよ、あいつだ」
「あいつがいたんだ」
 顔を上げて言い合います。それと共に顔に希望を浮かべだしていました。こうなれば人間というものは俄然として元気になってくるものです。
「あいつに生徒会長になってもらおう」
「しっかりしているし強いし頭もいい」
 韓国とは正反対の人物のようです。
「あいつが出たら韓国なんか問題じゃないぞ!」
「ああ、あのスーパー馬鹿が生徒会長にならなくて済むんだ!」
 やはり韓国への評価が物凄いです。二人の心境がそのまま出ています。
「そうと決めればな」
「ああ」
 ニヤリと笑って言い合います。
「あいつの家に行って推薦を約束しよう」
「俺達の全面的なバックアップを保障してな」
 勿論本気です。とにかく韓国にだけは生徒会長になって欲しくはないのです。イギリスとフランスの偽らざる心境なのでした。
「よし、じゃあよ」
「行くぞ希望の先に!」
 二人でベンチから飛び起きてそのまま駆けていきます。二人は今目の前に希望を見ていました。ただしそれ以外のものは何一つ見えていません。このときスイスがどういった人なのか知っていた筈なのに忘れていました。迂闊と言えば迂闊ですが何処かが抜けている二人でした。

 
第二百七話   完

 
                  2008・5・30
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