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第二千五十九話 お兄さんも招待
              第二千五十九話  お兄さんも招待
 フランスもです。パーティーに招かれました。
 そうして彼はです。イギリスにこんなことを尋ねるのでした。
「で、パーティーの料理は誰が作ってるんだ?」
「妹だ」
 イギリスではなかったのです。
「俺が作ろうと思ったらあいつが作るって言い出してな」
「ああ、それは英断だな」
 フランスは皮肉ではなくです。心からそう思ったのです。
 それで、です。こうイギリスに言いました。
「御前は作らなくていいからな」
「何だよ、その言い方」
「言われたくなかったらいい加減まともな料理作れよ」
「俺はいつもまともな料理作ってるぞ。何処が悪いんだ」
「御前みたいに下手な奴はいないからだよ」
 本当にです。身も蓋もない言葉です。
「だからだよ。ったくよ。何百年料理しても下手な奴は下手なんだな」
「御祝いの場で好き放題言ってくれるな」
「人間も国も言われるうちが華だぞ」
 フランスは何気に人間の核心を言ってきました。
「少なくとも俺はずっと言い続けてやるからな。感謝しろ」
「忠告なのはわかるが随分な言い方だな」
 この辺りとても微妙なイギリスとフランスです。けれどフランスはイギリスが作ったものを食べなかったことはなかったりします。残したこともです。


第二千五十九話   完


                 2011・5・12
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